気まま唄

□鼓動
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凍てつくような風にも
立ちはだかる壁にも
出会っていないわけじゃない

だけどいつも思う
こんなちっぽけな事

自分の為に
私にとってそれは
チクリと痛む傷でしかない

だけど時は残酷で
小さな傷が重なって
染み出る色は悲しかった

だから私は立ち止まって
飛び立つ羽を押さえつける

振り向かずに蓋をして
前に進める人はいない

今までもこれからも包み込んで
少し羽を休めよう

カコを受け入れ自ら育てた土を
イマを生きる肥料に変えて
まだ見ぬアスへの糧とする

そしてまた力を入れて
一歩踏み出す勇気になる

過去(かこ)の自分が背中を押して
現在(いま)の自分手をとって
未来(あす)の自分が微笑みかける

指針となる光は
誰がくれるわけでも
偶然でもなく、
運命という名の必然で

自らの手で掴むもの

さすれば小さな傷は癒え
再び鼓動を取り戻す

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