復活

□見慣れない君へ
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10年後にやってきて、そこで会った雲雀は、当たり前だけど大人で。

それからもう一つ。

…こっちは当たり前じゃないと思うんだけどな…。

《見慣れない君へ》

γにやられた獄寺と俺は、雲雀に助けて貰った。暫くは動きたくても動けなくて、自然と色々なことを考える時間が増えた。
もっと強くなんねーととか、この未来で親父が死んじまってるなら、何がなんでも俺たちの未来を取り戻してやるとか、焦る気持ちもあったけど、獄寺に言い過ぎちまったなとか、今まで自分がテンパってたことが分かったりだとか、色々考える時間が取れたことは良かったと思う。

でも、暇も長引けば多少は余計なことも考えてしまう訳で。
普段頭使わねーやつが考え過ぎると、ろくなことがないって分かってるんだけどな。

そんな訳で、傷も治ってきて修業を開始した俺は、今自分でも意外なことを気にしていた。
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