稲妻
□柊はなにも節分の鬼だけの脅威じゃないよ!
1ページ/2ページ
「今日は風が強いねー。こんな中でもサッカーやろうだなんてまったくキャプテンは…うっかり頭にウルフレジェンドでも食らいたいのかなぁ?」
「吹雪、黒いぞ」
「しまった、ついうっかり☆」
(どうしてこうなった)
ビュォオォォオオオォオ(風)
「あっ……マフラー…もといアツヤ!僕のアツヤが!!!」
「落ち着け吹雪、あれはアツヤじゃない!」
「あああっ、なんてことだ、柊にアツヤが引っかかっちゃった!」
「そんな勢いで柊に躍りかかっていくな!」
「アツヤァァァアァア!今!今行くから!兄ちゃんはお前を一人になんかしない!」
「止めろ吹雪、柊にそんなにじゃれつくな!危険だ!(お前の頭が)」
「離して!君には聞こえないの、アツヤの助けてって叫びが!」
「お前の弟の本体はマフラーなのか!?そもそもその声聞こえるのお前だけ「アツヤァァァアアァアアアアァ!!!!!」
「落ち着け!!!」
「………何してんのお前ら」
「あっ、アツヤ!!!」
「…助けてくれ」
おわる。