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□恋は戦争!
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夕焼けのグラウンドに佇む男二人。
二人は互いを認め合い、高め合う、いわば好敵手と呼べる存在同士である。
けれど、譲れない一点、何が何でも負けるわけにはいかない勝負がそこにはあった。
男として、男であるならば譲れない一点。
この問題においてだけは同じチームであろうと何だろうと仲良しこよしではいられなかった。
「「吹雪は俺のだ!!!」」
かくして二人の男による、一人の思い人(あれは人じゃない、妖精とか天使とかそういう類だ!)をめぐる争いは、今日も今日とて続くのである。
勝利へのチャンス、その気配はすぐそこに。