夢小説

□エモーショナルでスイートに
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纏う衣服を脱がせようとすると、恥ずかしいと言って自分で寝巻のボタンを外しにかかった。
一つ一つボタンが外れる度に合わせの隙間から△△の肌が見え隠れする。
全て外し終わり、袖から腕を抜く。双丘は両腕で隠されている。勿体無い。早くこの指で、舌で味わいたかった。はやる気持ちを抑えてそっと促す。


「隠さないで。見せて」
「で、でも…」


△△は躊躇いを見せたが、腕を掴んで下ろさせると案外すんなりと従ってくれた。
それでも裸の胸を晒すことが恥ずかしいのか、私から顔を逸らす。
バージンでもないだろうに、初めての少女のようないじらしさが胸を掻き毟らせる。


「綺麗ねぇ」
「っそんなことないです…」
「あるわよ」


暗闇に映える白い肌にそっと触れると、赤い唇から震えるような吐息が漏れた。
まるで陶器の様だけれど冷たいどころか、熱を帯びて私の指を吸い付かせる。
両手で掬い上げるように揉むと柔肉に指が沈んだ。
私よりは小さいが、それでもふっくらと膨らんだ乳房は収穫を待つ果実のようにゆったりと存在を主張していた。
返礼の言葉に返すことも忘れて頂の周りを指先でなぞる。
息を飲むのが聞こえて、何度夢に見たか知れない△△との情事がいよいよ幕を開けたことを実感し、胸が震えた。


「っ、…ふ…」


微かな吐息が私を昂らせる。
焦らして焦らして△△の感じる様を堪能するつもりが、そんな余裕など持てないことに今更気付く。
胸の頂をそっと指で摘むと△△は、あ、と小さく声を上げて身を竦ませた。
それが合図だったかのように、私の理性のタガは外れた。
押し倒し、体の上に乗り、見下ろす。
もう、もう△△は私のものだった。私だけのものになったのだ。
あれほど焦がれ続けていた女が今私の下で無防備な姿を晒している。素肌を晒し、乳首を私に弄られている。
その現実を自覚するだけで私の脳は焼き切れそうな程に熱くなった。
△△は逸らした横顔でちらりとこちらの様子を伺う。恥ずかしさからか、それとも体の奥で燻る熱のせいか、揺らぐ瞳が私を捉える。
この先を促されているようなその視線に、私は堪らず頂にむしゃぶりついた。


「っあ…ん…ヘックス…」


ちゅっ、ちゅく、じゅる。
わざと聞こえるように立てる水音に混じって、△△の堪える様な声が聞こえる。
両の乳房を寄せ合わせると頂が触れ合った。そのままその二つを同時に口に含み、じゅるりと吸う。


「あぁっ、…ふぁ、ぁあ…っ」


今までとは明らかに声色が変わり、私は察した。


「こうされるのが好きなの?」


ちろちろと舌先で二つの頂をくすぐる。
見遣ると△△は切なそうに眉を寄せ、薄く開いた唇で告白した。


「あっ、んぅ…っ、っ、すき…っ」
「そう。素直でいい子ねぇ」
「んぁっ!ふぁぁっ…」


今まで知らなかった△△を知れる悦び。
自然と笑みが漏れ、音を立てて両の頂を強く吸い、甘噛みする。
一層高い声を上げる△△に今度は優しく舐めたてる。


「あ…っ。は、ぁっ…ん」


この甘い声も、乳首を同時に舐められるのが好きなことも、私だけが知っている。
寝食を共にしているカットスロートたちも知らない。
△△を手に入れた今の私なら、△△を抱いたかつての男たちにも寛大になれる。
今抱いているのは私なのだと。永遠に続かなかった奴らなど屁でもない。私はこの子を決して離しはしない。
私の思うが儘に形を変える柔らかな胸を堪能し続けるのもよかったが、早くすべてを暴きたかった。
一度△△から降りてショートパンツに手を掛ける。


「腰、上げて」


△△は一瞬躊躇いの表情を見せたが、すぐにそっと腰を浮かした。
まずショートパンツを焦らすように引き下ろす。
最初に顔を表したショーツはピンク色で、控えめな様相が可愛らしい。次第に見えてくる大腿は白く滑らかで、早く舌を這わせたい衝動に駆られた。
身につけるものがショーツ一枚になったところで足の間に手を差し込む。咄嗟に閉じようとするのを制し、開脚させた。


「ぁ、…ヘックス…恥ずかし…っ」
「何言ってるの。これからショーツも脱ぐのに」
「だ、だって…」
「あらあら。ここ、もう染みができてるわよぉ」
「や…っ」


クロッチ部分はすでに染みができていて、指でなぞるとぬるりとした。


「胸だけでこんなになっちゃう程感じてたの?」
「ぅ…」


△△は両腕で顔を隠す。
否定も肯定もしないことは、すなわち肯定しているということなのをこの子はわかっているだろうか。
可愛らしい仕草も私を昂らせる要素に過ぎない。
腕を取って顔を晒させる。


「正直に言いなさい?気持ちよかったんでしょう?」
「………はい」


しばしの逡巡の後、消え入りそうな声で認める。羞恥に染まったその顔が堪らない。嗜虐心がぞくりと疼いた。


「いやらしい」


自然と口角が上がる。一言そう言うと△△は耐え難い羞恥に小さく声を漏らした。




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