スレイヤーズ短編集

□保育園
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「ガウリイ先生、すみませんがちょっと……」
「あ、はい」
 立ち上がり、行こうとするが、ふと思い付いたように、
「仲良くするんだぞ?」
「…………うるさい」
 困ったような笑顔と、輝く金色を風に靡かせ、彼はシルフィール先生の所へと立ち去っていった。

「……ガウリイの、ばか」
「ほんとですね!」

 …………

「うあ、びっくりした!」
「許せませんよ、乙女に無理矢理キスするなんて! ねぇ、ゼルガディス先生!」
「アメリア……たからって、リナのした事は『正義』なのか?」
 呆れたようなゼルガディス先生。
「『正義』です!」
 きっぱり言うアメリアに、ますます呆れたような様子。
「まあ、二人ともおとなしくしていろ。
 もうじきお昼だ」
「「はーい」」

 とは、言ったものの……
「ガウリイ先生は、リナさんの気持ちをわかっていません!」
「あ、アメリア?」
「リナさんが、ガウリイ先生のコトを、す……」
「うわあぁぁぁぁぁっ!!」
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