私と彼

□めげない私と
1ページ/1ページ





「先輩っ、今日も格好いいですねっ!!好きですっ!!」



目の前に立つ先輩は私を見下ろしながら溜め息をついた。



「なんなの、君」

「はっ!!あ、え、1年5組佐原…」

「いや、そーじゃなくて」



先輩はもう一度溜め息をついてから私を見た。



「毎日毎日、朝昼放課後と…なに?暇なの?何部?」

「あ、やっと私に興味持ってくれました?」



先輩の冷たい視線が突き刺さるけど気にしない。


「てか、わざわざ3年の教室まで何しに来てんの?」

「はいっ!!先輩に愛の告白をしにっ!!ということで私と付き合って下さいっ!!」

「嫌」

「じゃあ…私の彼氏に…」

「無理」



まさかの即答2連チャンで流石の私も落ち込…まないけどね。まぁいつものことだし。とそこへ、



「あれ、また来てたの?」



やっほー、と手を振りながら近づいてきたのは先輩のお友達らしき人。



「きみ、よく見かけるけどなに?こいつの彼女?」

「そうですっ!」

「いや違うから。なに言いきってんの、この子」

「はっ、間違えましたっ!!未来のお嫁さん…です☆」

「あー、次英語か…」



スルーされたけど気にしないんだからっ!!



「あはははは、でもごめんね、こいつは俺のだから」

「えっ!!…あ、え!?え?先輩ってまさか…」

「やめろその目。嘘に決まってんだろ」

「…ですよね〜」



っぶねーっ!!マジで悩んじゃったよ!!びっくりしたーっ!!



「あ…、時間やばっ!!じゃあなっ!!先輩っ!!また来るぜっ!!」

「なにその口調」

「あたし…じゃねーや俺、実は男なんだぜーっ!!じゃあなだぜーっ!!」

「だから嘘だっつってんだろ」







(お前のせいでまた面倒なことに…)(えー?俺のせいー?)



ー…


テンション高い女の子が好きですっ!!でもなんか上手く書けないんだぜーっ!!

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ