私と彼
□めげない私と
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「先輩っ、今日も格好いいですねっ!!好きですっ!!」
目の前に立つ先輩は私を見下ろしながら溜め息をついた。
「なんなの、君」
「はっ!!あ、え、1年5組佐原…」
「いや、そーじゃなくて」
先輩はもう一度溜め息をついてから私を見た。
「毎日毎日、朝昼放課後と…なに?暇なの?何部?」
「あ、やっと私に興味持ってくれました?」
先輩の冷たい視線が突き刺さるけど気にしない。
「てか、わざわざ3年の教室まで何しに来てんの?」
「はいっ!!先輩に愛の告白をしにっ!!ということで私と付き合って下さいっ!!」
「嫌」
「じゃあ…私の彼氏に…」
「無理」
まさかの即答2連チャンで流石の私も落ち込…まないけどね。まぁいつものことだし。とそこへ、
「あれ、また来てたの?」
やっほー、と手を振りながら近づいてきたのは先輩のお友達らしき人。
「きみ、よく見かけるけどなに?こいつの彼女?」
「そうですっ!」
「いや違うから。なに言いきってんの、この子」
「はっ、間違えましたっ!!未来のお嫁さん…です☆」
「あー、次英語か…」
スルーされたけど気にしないんだからっ!!
「あはははは、でもごめんね、こいつは俺のだから」
「えっ!!…あ、え!?え?先輩ってまさか…」
「やめろその目。嘘に決まってんだろ」
「…ですよね〜」
っぶねーっ!!マジで悩んじゃったよ!!びっくりしたーっ!!
「あ…、時間やばっ!!じゃあなっ!!先輩っ!!また来るぜっ!!」
「なにその口調」
「あたし…じゃねーや俺、実は男なんだぜーっ!!じゃあなだぜーっ!!」
「だから嘘だっつってんだろ」
(お前のせいでまた面倒なことに…)(えー?俺のせいー?)
ー…
テンション高い女の子が好きですっ!!でもなんか上手く書けないんだぜーっ!!