長編

□第十話 大脱走
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ちなみにみんなには昨日のうちに
名前で呼んで構わないと言われたのでそのとおりにしている。

だって俺ファーストネームで呼ぶほうが慣れてるし。
海外育ちだからねぇ。

「ではワタシ達も少し休憩にするアルか。」

クーの提案を聞きながらまき絵を見ると、コソコソとどこかへ行こうとしていた。

・・・?

「お、マキエ。どこ行くアルか?」

「えへへ、ちょっとね・・・。」

「あ、わかた。いいネ。付き合うアルよー。」

「あ、私もー。」

・・・これはつまりそういうことか?

「・・・俺は黒板あたりにいるから、みんな入り終わったら言ってくれ。
 ・・・俺も少し汗臭いしな。」

実際ちょっと気持ち悪い。

「うん、じゃお先に。ノヴァ君。」

「のぞいちゃダメアルよー。」

「覗くほど餓えとらん!!」

いや、マジで。

4人(まき絵、古斐、楓、歩)を見送って俺は来た道を戻る。

何でかって?
・・・原作を見ろ。
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