長編
□第十話 大脱走
6ページ/26ページ
「キャーーーッ!」
しばらく一人でたそがれていると急に悲鳴が聞こえた。
・・・どうしよう?
なんか助けに行ってノゾキと勘違いされるのは(漫画などの)お約束だしな。
・・・ネギお前にすべて任せた。
兄は名誉が大事なのだ。
悲鳴が聞こえてから数分後にみんなが走ってくる。
・・・よかった服は着てる。
ノゾキの汚名は正直きついからな。
「どうした?なんかでたか?」
ゴッキーとか?
「石像が襲ってきたのよ!!」
アスナがフツーなら信じられないことを言い出した。
・・・石像?
「ああ・・・お前らをここに落としたっていう?」
・・・ああ、あれね。