ぶっくU

□10/10ボスさんの日
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『Buon Conpleanno!!!!

お誕生日おめでとうございます!!今年も健やかに御成長なさった事を祝福いたします!!』





あぁ、ウゼェ。その台詞、さっきのガリガリからも聞いた。


目の前にいる同盟ファミリー……ボンゴレの傘下のファミリーボスのデブは脂がぎったぎったで汚らしい。
本当は消し去ってしまいたいがまだ、ボンゴレに来たばかりのため迂闊に下手な事はできない。


本当に鬱陶しい。

俺のところに来る奴らは皆、俺を見ていない。ボンゴレ時期10代目にしか見ていない。

まるで、俺が存在していないようだ。もし、他の候補者が後継者になってしまったら俺は何処に行ってしまうんだろう。



俺は道具みたいに捨てられてしまうんだろうか。

ふと、足下に落ちてる花を見た。俺に贈られた花束から一輪だけこぼれてしまったんだろう。


あんな、盛大に前には飾られているのに一輪は踏み潰されて見る目もない。


いつの間にか、デブはどっかに消えてた。


周りは騒々しいのに何も聞こえず俺と花だけが意識にあった。


その時、何も聞こえてなかった声が聞こえた。


どんどん、おおきくなる。それにつれ、その声が俺を呼んでいると分かった。




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