スクアーロ
□銀鮫物語2
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コンコンッ
『スクアーロぉ?準備出来た?』
おっ!準備出来た頃に来た。さすがロマーニオのオッサンが居るときは違うぜぇ。
ガチャ…
「よぉ、ディーノ。久しぶりだなぁ。」
顔を出すと久しぶりのディーノがいた。相変わらず白馬の王子様よろしくの容姿だったが少しだけ背が伸びてた。俺の方が高いが。
俺もだが、白いワイシャツに黒いズボンのシンプルな服装だった。
「お前、その服でいいのか?俺はともかく仮にもボスだろうがぁ゙。」
『いや、それが…。』
話によると、パーティーは9代目の息子の誕生日の為だ。だが、本人はそういうのが苦手らしいので、あくまで〔ささやかな〕パーティにするらしい。だから、軽装な服装でいいと言われた。しかも、ドンとはいえまだ中小マフィアの上子供だ。あまり、でしゃばるような真似は控えようとしたらしい。顔が華やかだから控えようもないなと思ったが。