07/15の日記

19:59
ピアス 2
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ネウロになんかやられまいと攻防を続け、ようやく逃れた。

もう、あんな尖った指で開けるとかあり得ない。

しかも細くないし。ボディピアス並みに太いし。
絶対痛いに決まってる。


そういったら


「我が輩も貴様の知らぬ場所で、これと比べられないほど大きな風穴を肩にレーザーで開けられたことがあるぞ?」


だから大丈夫だと、いつになく優しく微笑んだ魔人…。







…あいつ、バカなんじゃないかと思った。






そんな私は今、時間の合間にジュエリーショップに向かっているところ。

開けるならちゃんと開けなきゃね。病院で開けてもらうんだっ。魔人になんか開けてもらわない!











「……でも何でこんなジュエリーショップに…いるのかな…?」

「なに、丁度謎が感知できないから、暇潰しにきたのだ。我が輩が直々に貴様に合う装飾具を“こうでぃねいと”してやろうと思ってな」

「要らないしそんな気遣い。てかなんで舌足らずに言うの?!なんかやな予感しかしない!」

「いつもそんな予感ばかりして、貴様も大変だな」

「だ れ の せ い だ と」





──

暇潰すネウロさん

つづく。

開けられたよね、風穴

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