BL

□たいせつなヒト
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ほーらまた。いつもそうやってキラッキラのアイドルスマイルをあの子のばっかり振りまくんだろ。
無邪気な笑顔で性格だっていいんだ。かなり天然だけどそこがまた憎めないっていうか。

そんな雅紀は俺の親友。
いや、親友っておもってるのはあいつだけかもね。
おれは下心なしでは見れない。

それにアイドルスマイルだってあの子のために振りまいてる努力の賜物ってことも全部おれは知っている。


「翔ちゃん?さっきから見てきすぎ。そんなにおれが##NAME1##と上手くやれるか心配?」


いきなり話しかけられて鼓動ははやくなる。
そんな俺とは裏腹にそう言っておどけた感じで笑っている雅紀。
雅紀は##NAME1##に片思いしてる。そんでおれは不本意ながらも協力している。

親友って立場が無くなれば、近づくことすらできないから。

「ち、違うよ。今日も雅紀は完璧だったって。ナイスアプローチ。そのままいきゃぁ、##NAME1##ちゃんだって雅紀に振り向いてくれるかもな。」

言うたびに痛む胸を抱えながら、必死に自分の初恋の相手の恋を応援している。

##NAME1##も雅紀の明らかすぎるアプローチに満更でもない様子で案外雅紀のことを気に入っているように思える。あと少し粘ればもしかしたら告白すれば成功だってしそうな雰囲気。
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