BL
□もっときてよ
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家にかえり、先ほど買ったケーキと紅茶に媚薬を振りかけてみた。
「おー…全然わかんねぇなあ…。」
媚薬はあっという間に食べ物と同化した。
これならぱっと見じゃ全然わかんないね。
時刻は夜の9時。
多分雅紀はそろそろくる頃…
――――ピンポーン
「はいっていいー?」
「ど、どーぞ。」
あー雅紀、なんにも知らないで入ってくるじゃん。
もぉ、ホント可愛い。
「おじゃましまーす!あっケーキじゃん!」
俺と純粋にケーキ食べることしか考えてないだろ。アイツ
「たべていいー?」
「いいよ。どんどん食べなー」
いずれ気持ちよくさせてやるよ。
あっという間だからなー。
暫くして雅紀の様子が明らかにかわった。
「翔ちゃん。なんか熱い…。風邪でも引いちゃったのかな〜…」
「ふーん。ちょっとおいで。」