BL
□そばにいるから大丈夫
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時は8月。セミの声も聞こえ、世間では夏休み。
外は陽炎がたちこめる。
あついね。とかいいながらアイスをたべて冷房もつけて
そんな中にも季節感のない人がいる。
「あー、、」
「どうかしたの〜翔ちゃん?」
「ぶあーくしょんっ!!」
「なに?風邪〜?夏風邪は馬鹿が引くんだよ!翔ちゃん」
でちゃった鼻水を拭きながら、相葉ちゃんには言われたくないよと言いたそうに相葉ちゃんをみる。
「なんですか?翔ちゃん風邪ひいた?」
にのが不思議そおな顔で尋ねる。
「べつに平気だよ。」
「へぇ、めずらしいな〜」
なんかはじめてのものを見るみたいに。
興味津々で。
「、、別にひいてねぇよ?」
「えー?ひいてないの?そうなの?そうなの?」
やたら心配そうにさわぐ相葉をニノがひっぱりながら耳元でつぶやく。
「相葉さん落ち着けって。絶対ひいてるから。あんなの強がりしてるだけだよ。心配されんの苦手みたいだからなーあの人…。」
「でもひどくなっちゃうよ?声が変なんだよ。今日しんどそうだし。」
「そぅですね、心配だな、、」
「俺やっぱ気になるし!行ってくるよ!」
楽屋から聞こえる咳ばらい。
大丈夫かな〜
あんなにしんどそうな翔ちゃんはじめてみたよ。