BL

□そばにいるから大丈夫
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「失礼しま〜す。」

「あ、相葉ちゃん」

「大丈夫?すっげえしんどそうだよ?」

「んー、平気だよ。」

「熱、測った?」

「平気だよ。」

「今さ、計ろうよ!見てらんないよ。翔ちゃんしんどそうだから。無理しちゃだめだよ!」

「相葉くん、、」

「はい。体温計。」

「、、、大丈夫だよ?」

「早く。測ってよ。熱あったら俺がおくってあげっからさ!」

「ん〜、」


ピピッ

「何度?」
「熱ねぇよ…」
「嘘!ちょっと見せて。」

体温計を無理矢理、奪う


「高っ!帰れよー?」
「、、、」
「おーい?翔ちゃん?」


なに?
どうしたの翔ちゃん?

顔をのぞくと真っ赤になって俯いて汗だくで下を見ていた。
肩で息をして苦しそうに。


「だっだっ大丈夫!?いまマネージャーさん連れてくるからね?」

「いいよ。、、相葉くんだけでいいから。」

「俺なんもできねぇよ?」
「、、いてよ。ただの風邪だから、大丈夫だし。家族のが移った。」
「大丈夫なの?」
「俺、風邪症状が、きつい方だからさ。、、あんまひかねえからかなー」
「わかったよ。ずっと横にいるから。」

「移すかもしれないよね。ごめん。やっぱいいよ。」
「俺元気だもん!移るわけないじゃん!!」

「ほんと〜…?、、とりあえず寝なきゃね…」
「ほんとだ!まかして翔ちゃん!って…えっ?」


ドサッ


安心したんだろうか。
いきなり俺のほうに翔ちゃんは倒れてきた。
翔ちゃんは夏で暑くて汗びっしょりなのか、熱のせいなのか。
よほどだったんだろう。俺に体重のすべてをまかせてきた。

「やべ…いまニノよんでくる!!」

「ぅ〜………」

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