実話集
□勇気1号
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「どうしよう、何て送ろう・・・。」
学校を出てすぐ、彼女は携帯を取り出した。そして、メールを打ち始める。
ーこんにちはー
でも、メールにはまだ、そこまでしか打てていない。
彼女のメールの送り先は
憧れの先輩(管理人の憧れの先輩とは別の方です)
「書きたいことは、たくさんあるんだけど、、きもいって思われたらどうしよう・・・。」
彼女の手は止まったまま。
でも、彼女の心臓はいつもより早く動いている。声も震えて、不安そうだった。
「大丈夫だよ。きもくないよ。そんなこと思われないよ。」
私は、勇気付けるためにそう言った。