☆ムスカの小説☆

□ムスカ×シータ(要塞にて)
1ページ/10ページ

ティデイス要塞での事

「石が欲しいのならあげます…私達をほっといてぇ…」
泣いて解放をせがむシータにムスカは優しい声色で…だが冷酷な言葉を囁いた。

「あの少年の運命は君が握っているんだよ…」

全身から血の気が引いていくシータ。

「君の対応次第では彼を自由にしてやってもいいがね」

ムスカはややすわった目付きでシータを見据えた。もはやシータに選択肢は残されていなかった。

(彼の言う通りにしなければ…)

シータはパズーを救う為、ムスカの要求を受け入れる事を決意した。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ