☆ムスカの小説☆
□ムスカ×シータ(要塞にて)
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ティデイス要塞での事
「石が欲しいのならあげます…私達をほっといてぇ…」
泣いて解放をせがむシータにムスカは優しい声色で…だが冷酷な言葉を囁いた。
「あの少年の運命は君が握っているんだよ…」
全身から血の気が引いていくシータ。
「君の対応次第では彼を自由にしてやってもいいがね」
ムスカはややすわった目付きでシータを見据えた。もはやシータに選択肢は残されていなかった。
(彼の言う通りにしなければ…)
シータはパズーを救う為、ムスカの要求を受け入れる事を決意した。