☆ムスカの小説☆
□ムスカ×ゴリアテ
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※この話はムスカ自身が語る形式になっています。
…ティデイス要塞にて…
私はあのアホ丸出しの将軍と仕事をする事になって心底うんざりしていた。大体軍人だというのにあんなに肥えてしまって…少しは体を鍛えようとは思わないのか!?全くみっともないフォルムだ。
あの小娘にも手をやかされる。私がポケットマネーでたくさんのプレゼントを購入しご機嫌をとってやろうとしたのに、あの田舎娘は見向きもしなかったのだ!
将軍の話によると今日この後、軍が誇る空中戦艦<ゴリアテ>が到着するようだ。
…これが運命の出会いになるとはその時は知るよしもなかった…
到着したゴリアテを見て将軍が叫ぶ。
「素晴らしいフネだ!!」
珍しく意見が一致した。
私はポケットに手を突っ込んでクールを装っていたが、内心では胸の高鳴りを抑えるのに必死だった。
(なんという美しいフォルム…優雅でそれでいて威厳に満ちている…)
私は生まれて初めて一目惚れをした。
その夜、小娘がついに飛行石の封印をときラピュタのロボット兵器が大暴れをした。ゴリアテがロボットを破壊したのにはしびれた。
その後ドーラ一家によって小娘は連れ去られてしまったが色とりどりの煙幕に覆われたゴリアテは可愛らしく、ゴリアテの普段とは違う一面が見れて嬉しかった。
(こんなリアも悪くないな…ふふ)
【将軍と一緒にラピュタを目指しゴリアテに搭乗】
初めて足を踏み入れた時の興奮は何と表現したら良いのだろう?ゴリアテに包まれていると思うと私は堪らなくなった。
誰も見ていない所で壁に頬擦りし口づけをした。
(本当は口では言えないような事もたくさんしたがね…ふふ)
途中でタイガーモス号を見つけた将軍がうるさく叫んでいたが私はあんなフネに興味はない。私にはリアがいればそれでいい。