☆ムスカの小説☆
□ムスカのラピュタ語り 中枢にて
1ページ/6ページ
私は部下を置き去りにし、リュシータと共にラピュタの中枢に向かった。
ここから先は例えラピュタの末裔でも王族しか入れない特別な聖域なのだ。
もう少し…もう少しで私の長年の苦労が報われるはず。
私達を乗せた黒い石が最深部にたどり着いた。私は期待に胸を躍らせながら部屋に足を踏み入れた。
何これ……………
マジで何これ!?
何なのだねコレ!?科学力が結集してる場所に何で木の根っこがあるのかね?えっ?何で!?へぇっ?意味がわからないのだよっっ…!
違う意味でビックリしたではないか!私の想像ではもっとクールで「素晴らしい!想像以上だ!」とか言えるような空間が広がってると思ってたわけだよ!もう口調が変わっちゃう位びっくりした訳!
まぁ……かなり動揺したがリュシータが見てるし…カッコ悪いのでまたクールを装ったのだが……
気を取り直して次の部屋だ。
………………………ってまた次の部屋も色々生えてやがる!!
ありえないと思わんかねっ!?
しかも水溜まり。私叫んだね。だって水あるとか聞いてないもん。古文書に書いてなかったからね。書いてあればあんな「ほわぁっ!」みたいな声は出さなかった訳だよ。
水溜まりなんて最悪ではないか。靴やズボンが汚れるのは嫌なのだよ。それなりにいいものを着ているのだ!だがリュシータの前で下半身下着のみになる訳にはいかないよな?
というよりズボンおろす時に間違えて下着までおろしてしまったら最悪じゃないかね?リュシータ確実に嫌がるじゃないか!絶対そこで笑ってくれるキャラじゃないだろ?
多分ズボンを脱いだ時点で5メートル位離れると思うのだ。んん〜もっとかもしれないが。
というよりこの水溜まりはどの位の深さなのだ?
仮に私がズボンを脱いで中心の…多分飛行石のある所まで行くとする。水溜まりがもしかしたら凄く深くて下着がびちょびちょになるかもしれない。
そうしたらどうなると思う?
くっきり浮かびあがるよ!
布が張りついて形がはっきりわかってしまうかもしれない!あと下手をしたら透けかねない!
私は下着を履いたまま風呂に入った事はないからわからないけど。
だが最悪そうなる。形がはっきりわかって色もわかる可能性がある!
脱いだ状態より逆にエロスかもしれない。