☆ムスカの小説☆
□ムスカ×シータ
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シータは初めてきらびやかな衣装をきた。最初は違和感を感じたが鏡に映った自分を見て
(結構似合うかも)
とポーズをとったりした。
ムスカがシータの部屋を訪ねたのは食事が終わり2時間程した後だった。
扉が軽くノックされムスカが部屋に入ってきた。
「夕食は食べれたかな?
もっと早く来たかったのだが仕事が長引いてね。」
「……。」
いざ顔をあわせると気恥ずかしくて顔もまともに見れない。
ムスカはお構いなしにすたすたとベッドに腰をかけた。そしてシータの服装を見ると目を細め
「リュシータとてもよく似合っているよ。」
と賛美した。
そしてシータの全身をゆっくり眺め回した。
「リュシータ……その服はとてもよく似合っているが……君は裸の姿が一番美しい。脱いで見せてくれないか?」
「…!」
シータは(せっかく着たのに…)と思いつつもムスカの言いなりに服を脱ぎ始めた。
ムスカの這うような視線がシータの羞恥心を刺激し指が微かに震えた。着慣れない服なので脱ぐのに少し手間取ったがシータの白く滑らかな肌が徐々にあらわになっていく。
シータが服を脱いで下着のみになると、ムスカが持ってきていた鞄から何か取り出してシータに手渡した。
「それをつけたまえ。」
それは鎖のついた黒い革製の首輪だった。
「これ…!…こんな!?」
シータが戸惑っているのにも構わずムスカが命令した。
「ただの首輪じゃないか。早くつけたまえ。」
対した事じゃないといった態度に気圧されて
「はいっ…」
シータは首輪を慣れない手付きで取り付けた。鎖はシータが立っている状態で地面につく位の長さだった。
「…とても似合うじゃないか。」
それは服を褒める時よりははずんだ声だった。
「リュシータ…そのまま四つんばいになるんだ。」
「…はい……」
シータは困惑しながらも地面に四つ足をついた。ムスカは鎖に手を伸ばして掴むと、またベッドに腰かけた。
「…今日初めて抱かれて君はどう感じたかね?」
ムスカの射るような視線にシータは俯きながらも素直に答えた。
「…男の人に抱かれる事があんなに気持ちいいなんて知りませんでした…」
「そうか。それは良かった。腰は痛くないかね?」
「大丈夫です…」
大丈夫どころかむしろ疼いて仕方ない程だった。
「あの時君は私の言う事を素直にきくと言った。それに偽りはないかね?」
「はい…ありません…」