☆ムスカの小説☆
□少年炭鉱夫絶頂す(要塞にて)
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ムスカはシータにロボット兵を見せに行く前にパズーの様子を見に行く事にした。扉を開けて中に入るとパズーは壁に背をかけて座りこんでいた。
「どうだね、パズー君。閉じ込められるのには慣れたかね?」
「いや〜まだまだ兵士が怖くて」
パズーが苦笑いで返す。
ムスカは上方にある窓から洩れる光をあおいでいた。
「ムスカ大佐」
呼ばれてムスカが振り替えると、そこには下半身を露出したパズーの姿が!
「君……」
「大佐、貴男が好きです。抱いて下さい。僕ホモなんです。大佐のスカーフや理知的なオデコを見れば僕は迷わず裸になれます。…僕の推測は間違っていますか?」
「パズー君…」
その時1人の兵士が警備の巡回にパズー達の部屋に近づきつつあった。
「皆俺に押し付けるんだから…」
等ブツブツ呟きながら彼は扉を開けた。
「うっ!」
そこにはパズーとムスカが欲望のままに貪りあう姿があった。
「うぅ…」
パズーが呻きながらムスカにかぶさり腰をうめる。
「あぁーっ!」
重なった2人の絶叫が快楽の絶頂に達した事を示していた。
ムスカは兵士の姿に気付くと顔を伏せるようにして脇を通りすぎていった。
パズーは兵士のあっけにとられた顔を見ると
「く…」
と薄笑いを浮かべた。
驚いた兵士はその場をあとにした。
兵士はパズーの事を報告する事なく巡回を続けていた。途中で食事のトレイを持った兵士に話しかけられた。彼の先輩だ。
「おい、お前これをあの少年の所に持っていってくれ」
「…はい」
先輩からトレイを受け取り再びパズーの部屋を訪ねる事になった。
扉を開けて部屋に入りトレイを床に置く。
パズーは兵士が自分の情事を見ていた男だと気付くと爽やかな様子で話しだした。
「いやーさっきは悪かったね。少年らしくないとこを見せてしまって。謝るよ。……だけど貴男も僕と大佐のセックスを見ていてまんざらでも無さそうな顔をしていたよね!」
「はあ?」
「とぼけるのがうまいんだから!あんたもこういうのを見て興奮するタイプなんだろ?」
とパズーはズボンをおろし自身の股関を露出した。
「食事を待っている間中あんたのケツに入れたくてたちっぱなしだったんだ!」
パズーは上半身も脱ぎだした。
「まっ、巡回中の兵士には酷だから諦めるけどね」
そして全裸になると股を開いて横たわった。