☆ムスカの小説☆
□ムスカ×ゴリアテ
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やがて龍の巣が見えた。ゴリアテの優雅な攻撃をうけたタイガーモス号が龍の巣に巻き込まれていった。
操縦士が
「危険です!本艦も退避します!」
と叫ぶ。
「このまま進め」
…私は操縦士に嫉妬してしまっていた…
私の愛するゴリアテをこいつが直接操っているのだ。その嫉妬が私の愛を歪ませた。
そして私は元々サディスティックな所がある。少しゴリアテを虐めてみたくなってしまったのだ。ふふ。
しかし残念ながら飛行石の力によって龍の巣がはれた。ラピュタに到着し、いったんゴリアテとはお別れだ。
ラピュタを掌握したあかつきにはゴリアテをはれて私の妃としてむかえよう。
そして色々あって(ラピュタの中枢とか、でかい飛行石とか、黒い石とか、将軍を始末した事とか)
あろうことか生き残った兵士が私のゴリアテに逃げこみ私を攻撃してきたのだ。
「逃げればいいものをっ!?」
愛するゴリアテが他の男に操られて私の命を狙っているのだ。愛するゴリアテに殺されそうになるなんてショックだった。まだ私の前から消えてくれた方がマシだった。
……いや…他の男に奪われる位なら……
私はラピュタのロボット兵を使ってゴリアテを撃墜した。
…さようなら私の愛したリア…
ゴリアテからたくさんの兵士が落ちてきた。
「ゴミのようだ!!」
当然のむくいだ。
私の深い愛が私を狂気につき動かした。
(リア…君の事は一生忘れない…)
私は残酷な運命をたどったリアの為にもラピュタを掌握しようと胸に誓ったが
【バ・ル・ス】
というたった3文字の言葉に敗北するのであった…
ちくしょー
END