☆ムスカの小説☆

□ムスカのラピュタ語り 中枢にて
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そんな事になったら恐らくリュシータは叫んで両手で顔を覆うと思う………って手を縛っているのだった!
なら後ろを向くとか顔をそむけるとかするかもしれない。だが…両手を縛られた少女と下半身下着のみでフォルム丸見えの私………絵的にヤバイではないか。しかも上半身はきっちりしていて胸元にスカーフまで着用しているのに。誰かが見たら絶対変態だと思うだろ?どうすればよいだろう…






上半身も脱ぐか……?





大体水溜まりの深さがわからん。凄く深くて胸元まで水がくるかもしれない。最悪泳がないといけないかもしれないのだよ。

このスーツはお気にいりだし。皆、私の事を茶色のスーツのイメージで見ていると思う。それが汚れて黒くなってしまったら私のイメージが崩れてしまうではないか。

しかし裸になったらリュシータが10メートル位離れると思うのだ。んん〜もっとかもしれないが。






そんなような事を2、3秒で考えた訳だ。私は頭がいいし回転が早いからそんなに時間はいらない訳だよ。 

私は結局スーツや靴は諦めて飛行石があるだろう中心部にむかった。変な草をかき分けて。


良かった。水溜まりは深くなかった!!
脱がなくて本当によかった!脱いでいたら絵的に意味不明になる所だった!


し・か・し……もう…ホントにうんざりなんだが多分、飛行石…木の根っこに囲まれてるのだよ。うざ〜…。

私はバキバキにしてやったよ。こう見えて鍛えてるから余裕なのだ。


そしたら……あるじゃん!
でっかい飛行石!!

もう大興奮!!

でもリュシータの一族は馬鹿だから何もしらないのだよ。700年も私の事を待っていたのだ、この石は!!


隣に黒い石もあった!これは伝承の通りだ!

抱きしめたい位感動したがリュシータが見ているのでやめた。衝動を抑えたのだ。



なっ…なんかっっ…

虫がいる!!嫌いだ。私は虫が大嫌いだ!!存在している意味もわからない。 

でも……読める!!読めるぞ!!黒い石読めるし!

なんかリュシータがどん引きしながら「あなたは誰?」とか聞いてくる。 








今さら(笑)さっきからずっと一緒にいたじゃん(笑)
なんで今さら(笑) 

でも私は優しいからちゃんと教えてあげたのだけど。

ビックリしてんの(笑)
王族しか入れない聖域って言ってたじゃん私!
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