☆ムスカの小説☆

□黒眼鏡×ムスカA
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Bに目線を移す。Bはニヤリと笑っていた。

「お前達…ふざけるのはよせ。そういうジョークは嫌いだ…」

しかし、Aは無言でムスカに近寄り肩に手をおいた。
そして背中にかけて優しく撫でる。その厭らしい手つきにムスカの顔がひきつった。Bもムスカを挟んで隣に立つ。ムスカは2人の顔を交互に見つめた。2人は真顔だ。

「おいっしつこいぞ!冗談でも上司の肩に手をかける等許さんぞ」

ムスカは動揺を隠しつつ、この場を立ち去ろうと立ち上がった。そこでAがムスカの腰に手をまわした。そして耳元で囁いた。

「寝室に行きましょうか…」

その声には抑えきれなかった興奮が含まれている。ムスカは冗談ではないとわかり殴りかかろうとしたが咄嗟に2人に肩を掴まれた。

A「私達に手をだせばこの写真をばらまきますよ。それでもいいんですか?」

(こんな写真見られてたまるかっ…)

とムスカは歯を噛みしめた。

A「大佐が一晩いう事を聞いてくだされば写真は全てお返ししますよ…嘘ではありません。大佐あっての私達ですから…」

「じゃぁ何故こんな事をする?…」

B「大佐が魅力的すぎるのがいけないのです…」

A「では行きましょう」

混乱するムスカの肩を半ば強引に抱えながらAとBはムスカの寝室へと向かった。


部屋に入るとAがベッドに腰かけるよう促す。ムスカの顔はやや険しいものだが無表情に近い。心なしか青ざめているようだ。

「お前ら…こんな趣味があったのか…」

A「隠していて申し訳ございません。私はいつも大佐を抱きたくてたまりませんでした…」

B「私は女もいけなくはありません。…ただ男の方が好きですけどね。」

ムスカは自分には理解できない世界がこんなにも側にあった事に愕然とした。

(全く知らなかったぞ。まさか部下が男色だなんて…しかもよりによって2人もだ!くそっ…私は何をされるのだ?…)

AとBが黒眼鏡を外してポケットにしまった。そして上着を脱いでシャツになるとムスカを挟んで両隣に座った。

A「いいですか…?抵抗はいけませんよ。大人しくしていれば優しく抱いてあげますからね…」

Aはそう言ってムスカに口づけをした。Aの舌が口内に入ってくる。ムスカは吐き気で嗚咽をもらしそうになったが我慢した。
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