夢を見た。

そしてまた、
夢の中の貴方に恋煩いをした。



遠い記憶の向こうには、
あの時よりも綺麗なまま、
想い出で出来た貴方がいた。


触れることの出来なかった、
抱きしめることの出来なかった、
初恋に似た切ない純愛だった。


10年以上経つのに、
この想いは今も純粋で、
いつまでも恋煩いは続く。

いつかまた出逢う日を想って…。



でもこの想いは遂げられない。



生まれ変わったらもしかして、
私たちはちゃんと出逢える?

結ばれる者として…。



私たちが出逢わなければ、
こんなに苦しまずに済んだ?

こんな今は辛過ぎる…。



どこまでこの想いは続くの?

ずっと叶えられないのに…。



夢の中でしか逢えない貴方は、
ずっとずっと綺麗な記憶のまま、
私の心にとどまって離れない。


だけど夢でもやっぱり、
貴方には逢いたくても逢えない。

いつもいつだって、
逢いたいと願って眠るのに。


夢で逢えたとしても、
またなお貴方に恋焦がれ、
目覚めたとき切なさが増す。

夢で逢う度に何度となく、
夢の中の貴方に恋をする。


どうしたら楽になれるの?


永遠に答えの出ない問いかけは止まない。



たとえ貴方が私のことを忘れても、
私の中にはまだあの時の貴方がいて、
想い出も貴方への想いもかわらない。


ずっとずっと逢いたいと想ってる。
今でも変わらない気持ちがここにある。



この恋煩いは永遠に続く…。

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