副船長

□未完成
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蘭が着替えを済まし降りようとしたらこの飲み屋の主人であるマダムが部屋へと訪れ髪のセットやメイクなどを手伝ってくれた為なんだか自分ではないような仕上がりに流石プロと変に関心してしまった

どうやら船長さんが気を回してくれたらしいので下に降りたらお礼を言わなければ…

思ったよりも時間がかかってしまったが何とか仕上がり蘭が宴中の下の階へと降りて行こうとすると何処からか手配したのか綺麗に着飾った女達がクルー達と楽しく飲んでいる光景が目に飛び込んできたではないか

勿論船長さんやベンさんの隣にもいる訳で…

「ワォ……映画とかでよく見る光景が…いつの間に…ん?」

ベンさんの隣に座って顔を寄せしなだれかかる様がなんだか嫌に馴れ馴れしく感じて、首を傾げてしまうのはその人の性格を良く知っているからか…

船長さんはそんな様子を面白そうにニヤニヤしながら見ているし、当の本人は眉間のシワ1.5倍ですね;;

「ありゃりゃ……;…あ…」

階段の上からそんな様子をマジマジと見つめているとベンさんが私の存在に気づいたのかスッと立ち上がって階段の下まで歩み寄って来てくれた

私も笑顔を向けてベンさんの方に降りていく

カツンッ_…カツンッ__

「……お待たせしました……孫にも衣装でしょ?(笑)」

「……イヤ綺麗だ
さっさと連れ去りたいぐらいにな……」

「ッ///…………アリガトウゴサイマス//」

髪にキスって何処の王子様だ!!嫌!!海賊だけど!!様になり過ぎて普通に照れる

誰にでもやってないですよね?

「……何か慣れてませんか?」

「……歳だけは食ってるからな…?ヤキモチか……」

「……そぉみたいです…………」

「ハッ…そりゃ上々」

そんな嬉しそうに笑わないで下さいよ。格好良いんだから…





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