副船長

□始動
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やって来ました、服屋さん!!


取り敢えず気になった服屋さんに入ってみましたが…好きに見たらいいと手を離して頂いて、おまたせしているので手早く選んでカウンターに持っていくとあれよあれよという間に隣に山が出来上がって行く訳なのですが……………ってちょっと待って!!!!

「ッベンさんッ!?
いったいいくつ買う気ですか!?
しかもコレ女物ばっかり!!私こんなに要らないですよ!!!」

「……こっちは四季が島ごとに違うんだ、これでも足りないぐらいだぞ」

「イヤそんな何を当たり前の事をみたいに…絶対こんなにはいりませんよね」

ちょっと定員さん、そんなニコニコ笑ってないで止めてください商魂逞し過ぎるでしょうよ

「…フッ…騙されてくれないのか?」

「やっぱり……」

「…俺がお前に着て欲しいだけなんだが…それでも駄目か?」

「……ッズルいですよ!!///」

甘やかされてるなって解ってるのに…

この人は私が断れないって知っててコレですからね;;ホントに…ッちょっと待った!!この山下着まで入ってる……なんでサイズピッタリなんですか!?ギャーっセクハラ!!でも可愛いな……
もー知らん。なんとでもして下さい……




─────


めっちゃ疲れた;;
アレから日用品やら生活必需品やら雑貨やらアレやコレやと次々お店に入っては何の無駄な動作もなく山を作っていくベンさんを止めることはもぉ早々に諦めましたよ……
私の労力全て無駄になりましたからね

でも今回はですよ!!今回は!!
本当に何も持ってませんからね。
今回だけ甘えさせて頂きます……

でも次からは絶対ベンさんと服屋さんには入りませんからね…

疲れた表情で多少不満そうではあるが色々諦めたらしい蘭は大人しく買い物を済ませていく
一通りのものを買い揃え船への運搬を手配し終えるともぉ日が傾いてきていた…
酒場に行けばお頭達が騒いでるころだろう





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