副船長
□始動
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まだまだ早い時間の筈ですが皆さんいい感じに出来上がってますね
まぁ日はとっくに沈んでるのでいい事にしましょうか
この前なんて朝からお酒飲まれてましたしね(笑)
アチコチで笑い声が上がって楽しそうです
海賊さんとはいえやっぱり陸は特別なのでしょうか_
ベンさんを見上げてみるとコレが日常なのがよく分かります
眉1つ動かしません…まぁ普段からあんまり顔に出ないお方ですが
「…どうかしたか?」
「イエイエなんでもないですよ。
ところで私達は何処に座れば?」
「こっちだ…」
______
「おぅやっと来たか!?
いっぱい買ったか!!」
「………ハイ;…買ってもらいましたよ……
一生かけても着れないぐらい服も靴も…ハーッ……ホントにもぉ当分何もいりません…;;…」
「フッ…」
「ダァーハッハッハッハッ!!!!
だがまだまだ甘ェ!!!…ニヤリ」
「ェッ?」
「「「蘭ーー!!」」」
「うちの副船長に捕まるなんてお前も相当厄介な「苦労したんだってな………」
「……オイ…」
「「コレはオレらからダ!!よく来たな歓迎するぜ!!」」
「これからよろしくな〜♪」
次々かけられる声と共に渡される紙袋や丁寧にラッピングされた箱の数々
ちょいちょい失礼な事言われてるけど主にベンさんが(笑)
もっとこぉ…あからさまに避けられる事は無くても少なからず腫れ物に触るような扱いで最初はしょうがないと思ってたのに……
どんどんと積み上げられていくプレゼントの山に驚愕したのと嬉しいのとで
どんな顔をしたらいいのか…
………嬉しい……ッ………
「……ッありがとうございます!!
本当に…ッ本当に嬉しいッ……」
この時クシャクシャの笑顔で涙を流しながら笑う彼女は普段とは違って幼く見えた
。