副船長

□遠慮なく
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あの日から私達の関係は少し変化した……

一緒にいられる時間が後どれだけ残されているのか解らない私達は共に過ごせる時間の1分1秒も無駄にしたくなくて……
それでも離れる時を思うとこれ以上進む事も出来なくて……

どうしようも出来ないもどかしい気持ちに翻弄されていた…

そんなある日私の元に届いた同窓会の招待状

余りいい思い出の無い高校時代…

人付き合いも苦手で毎日学校に行くのが苦痛だった……

周りの目が必要以上に向けられている気がして毎日ビクビクしていた…

目立つタイプの生徒からは虐めまでは無いものの馬鹿にされていた覚えがある

さてどうしたものか…

会いたい友達や先生がいないわけではないが……

「…どうした?」

「イヤ、高校時代の同級生との集まりがあるみたいなんですが…行こうかどうか迷ってて……」

「俺の事は気にしないでいい…
たまには羽を伸ばしてきたらどうだ?」

「…いつも休めてばかりですけどね……」

「分かりました。
行ってきますね……」

羽を伸ばす必要などないのに…
貴方の傍は何処よりも居心地がいい……





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