不死鳥
□全ての始まり
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今まで只なんとなく生きていた
ずっと考えていたんだ
私はなんの為に産まれて
なんの為に生きているんだろう…と
私はずっと理由が欲しかった
いつの間に眠ってしまっていたんだろう
フワフワ フワフワ
まるで…海の中にいるような浮遊感が心地いい
閉じた瞼の上から感じる眩しさに
まだ閉じていたい欲求を押さえ込んで瞼を開ける
水?
まるで現実味のない…
ここは何処?
コポコポ。。゚。゜
と
上がる空気の泡に無意識に手を延ばして…
差し込んでくる優しい日の光に目を細めた
綺麗ー……
フッ…と視界のはしに映ったのは……
…蒼い……
急に苦しくなる呼吸
肺の中からせり上がってくる空気が
ゴボッ…
と音をたてた
意識が薄れかけた時…
身体を強い力でひき上げられた
……ッ…ゲホッ……ゴホ
咳き込みながら見えたのは……
何処までも青く広がる海だった
。