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□出番
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朝、いつもより少し早く学校へ着いた。教室へ入ると珍しく不動がいて、小鳥遊と楽しげに話していた。
「…お、源田くーん。早ェな」
「おはよう…お前こそ、どうしたんだ。まだ８時前だぞ？」
尊敬に近い視線で眺めていると、いつにも増して口元を吊り上げる不動が言った。
「俺、今度試合出るんだよ」
「え…出るのか!?」
「やっとあの監督も俺を認めたみたいでさァ、エースポジションに入れてもらったぜ」
「へえー、凄いじゃないか。」
「まぁな」
照れたように、自慢するように、上目で俺を見上げる不動。
こいつって……
「不動お前、オラニャンだよな」
「「……は？」」
このあと源田は小鳥遊から非難の目で見られてチャンチャンです。