古書U
□セフィロス教頭とエルオーネ先生の会話V
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※『セフィロス教頭とエルオーネ先生の会話』の続き
喫茶店
エルオーネ先生「すいません、荷物を持っていただいて」
セフィロス教頭「気にするな。包帯やガーゼを買うだけと言っておきながら
服やら雑貨やらその他の物も買った挙句、それらを全部私に持たせた事など」
エルオーネ先生「そんな嫌味をたらたら言わないで下さいよ」
セフィロス教頭「判っているならやらせるな」
エルオーネ先生「だって、アレクサンドリアデパートには誘惑が多くて・・・」
セフィロス教頭「負け過ぎだ」
エルオーネ先生「でも、そのお礼に今こうやって奢ってるじゃないですか」
セフィロス教頭「それもそうだな。では、私はケーキセットで」
エルオーネ先生「えーっ!?それ高いからケーキかドリンクのどちらかにして下さい!!」
セフィロス教頭「これだけ私に荷物を持たせたんだ。高い物の一つや二つ、注文して当然だ」
エルオーネ先生「じゃあ、半分持ちますからケーキセットは勘弁して下さい」
セフィロス教頭「全く・・・では、コーヒーを一つ」
エルオーネ先生「流石、教頭先生♪私はストロベリーパフェにしよっと。―――すいませーん」
店員「ご注文はお決まりになりましたか?」
エルオーネ先生「はい。コーヒーを一つとストロベリーパフェを一つお願いします」
店員「かしこまりました」
エルオーネ先生「さっきケーキセットを頼もうとしてましたけど、教頭先生って甘い物好きなんですか?」
セフィロス教頭「好きと言えば好きだな。仕事をして疲れた時などは甘い物に限る」
エルオーネ先生「ですよね〜。でも、バレンタインの時はいつもティファちゃんたちにチョコを
回してますけどその真意は如何ほどに?」
セフィロス挙党「あれだけの量を食べきれる訳がないだろう?虫歯になるのが目に見えてる」
エルオーネ先生「成る程・・・因みに、ビター派ですか?ミルク派ですか?」
セフィロス教頭「どちらもいける」
店員「お待たせいたしました。コーヒーの方」
セフィロス教頭「私だ」
コトッ
店員「ストロベリーパフェの方」
エルオーネ先生「私です」
コトッ
店員「以上で注文はよろしいでしょうか?」
エルオーネ先生「はい」
店員「では、失礼します」
スタスタスタ・・・
エルオーネ先生「じゃあ、今度チョコ作るので実験台になって下さい」
セフィロス教頭「お前をオダインに突き出すぞ」
エルオーネ先生「バレンタインでラグナおじさんたちに美味しいチョコを食べてほしいんです」
セフィロス教頭「それで私に毒味係をしろと?」
エルオーネ先生「毒味だなんて人聞きが悪いですよ」
セフィロス教頭「ハッキリ実験台になれと言った奴が何を言う」