鼻毛スピリッツ
□鼻毛1『集う戦士たち!奢りは宜しく』
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「お待たせいたしました」
先程の店員がトレーにトロピカルパフェとハンバーグセット&コーヒーを持ってきたのだ。
「トロピカルパフェの方」
「あ、はーい」
ビュティが手を上げると、ビュティの前にトロピカルパフェが置かれた。
「ハンバーグセットの方」
「あ、俺です」
店員は先にコーヒーを出した。
そして―――
「しかし、ハンバーグが作れなかったので代わりにこの食材を使わせていただきました」
店員はハンバーグが乗った皿を置いた。
しかし、店員の言った通り、ハンバーグの代わりにオレンジ色の物体が使われていた。
「あれ?これってもしかして・・・」
ビュティはオレンジ色の物体に見覚えがあった。
太陽の様な印象的なオレンジ。
そして沢山あるトゲ。
これはもしや―――
「ええーーーーーっ!?首領パッチ君!?」
そう、オレンジ色の物体は首領パッチだったのだ。
「よお、久しぶりだな。ビュティ、ボーボボ」
首領パッチは軽く手を上げて挨拶をする。
「久しぶりだな、首領パッチ。相変わらずいいハジケっぷりだな」
「だろ?」
「まぁ座れ」
ボーボボに促され、首領パッチはボーボボの隣に座った。
そして、メニュー表を見ると店員を呼んだ。
「すいません、チョコレートパフェ一つ」
「かしこましました」
子供のような顔をして注文した首領パッチの表情はそのまま。
そして・・・
「お待たせいたしました。チョコレートパフェです」
店員がチョコレートパフェを出してきた。
首領パッチはそれに喜ぶ。
「わーい!いっただっきまーす!」
首領パッチは無邪気な顔をしながらチョコレートパフェを食べ始める。
パクパクと食べるその様は子供そのものだ。
そして、しばらくすると―――
「あ、いた」
オナラ真拳の使い手・ヘッポコ丸がやって来たのだ。