古書U

□サプライズ
2ページ/3ページ

セルフィ「とりあえず、保健室に連れて行かないと!」
リュック「ヴィンセントはどうしてこうなったのか考えてて!」

・・・・・・

・・・・・・

ヴィンセント「・・・何故、こんな事に・・・」
アーヴァイン「本当にオルゴールを包んでもらったんだよね?」
ヴィンセント「・・・勿論だ。そもそも、カエルなど入れられる筈がない」
アーヴァイン「だよね〜・・・」
ヴィンセント「・・・これも・・・私の罪、なのか?」
アーヴァイン「あ〜!今すぐ棺桶に入ろうとしないで〜!」

ゼル「アーヴァイン!丁度いい所にいたな!」

アーヴァイン「ゼルたちじゃん。何?」
ゼル「蒼い包み紙でピンクのリボンで結ばれたプレゼントっぽい箱なんだけどよ〜」
レノ「見てねーか、と」
アーヴァイン「・・・」
ギップル「アーヴァイン・・・?」





そして・・・





ゼル「解けよ!!」
ギップル「俺たちが何したって言うんだよ!?」
レノ「不意打ちで“スロー”かけた挙句に縄で縛るとはな」

アーヴァイン「さ〜て、どれがいいかな〜?」

ギップル「おい待て。その恐ろしげな重火器やらロケランはどこから持ってきた!?」

アーヴァイン「やだな〜、いつもの事じゃん。それより、ちょっと色々説明してもらおうか」

レノ「何をだよ?」

アーヴァイン「偽のプレゼントの事だよ〜。しらばっくれちゃってさ〜。―――何で入れ替えたの?」

三人「入れ替えた?」

アーヴァイン「そーだよ!ヴィンセントがユフィにプレゼントする筈だったオルゴールと
       ゼルたちが用意したカエルが三匹入った箱を入れ替えた事だよ!!」

ギップル「・・・何の事だ?」
ゼル「俺たち入れ替えてねーよな?」
レノ「たりめーだ。そもそも、ヴィンセントがユフィにプレゼントするなんて知らなかったぞ、と」

アーヴァイン「ホントに〜?」

レノ「ホントだから武器を構えようとしないでくれよ、と」

アーヴァイン「じゃあ、何でそんな箱を用意してたの?」

ギップル「青い方の変態(シーモア)に悪戯する為だよ」
ゼル「そんでラッピングを完成させた所で俺たち三人、リーブ先生に呼ばれたんだよ」
レノ「そんで戻ってみればなかったんだぞ、と」

アーヴァイン「成る程・・・とりあえず、カエルが三匹入った箱は変態に届けておくよ。じゃ〜ね〜」

ギップル「おい待て!カエルは届けなくていいからこれ解いてけよ!!」
ゼル「戻ってこい!アーヴァイン!!」
レノ「やられたな、と」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ