記念U

□守っている理由
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応接室


セフィロス教頭「承諾しかねる」

オダイン「悪い話ではないでおじゃるよ?」

セフィロス教頭「あの女を引き渡す代わりに他の奴を保健医にする事のどこがいい話だ」

オダイン「エルオーネよりも優秀な人材を派遣すると言ってるんでおじゃる。
     そんじょそこらの保健医とは違うでおじゃる」

セフィロス教頭「一つ、お前の言ってる事は信じられないし、嘘の可能性が大である。
        二つ、後で起こりうるあの女の復讐を私は恐れている。
        三つ、親バカとシスコンが五月蝿い。
        四つ、明日のお茶受け当番はあの女だ」

オダイン「学園の恐怖とも言われるセフィロス教頭があの小娘の復讐を恐れてるでおじゃるか?」

ブラスカ校長「舐めないほうがいいですよ?」
セフィロス教頭「そうだ。コーヒーの中にわさびを入れたり、靴の中に粘土を詰めたり、
        挙句の果てには机の中に泥を入れるからな。
        ちなみに、今挙げた奴は全て変態がされた事だがな」
ブラスカ校長「変態だからいいですけどね」
セフィロス教頭「ああ」

オダイン「エルオーネを渡す事は科学への貢献でおじゃるよ!?」

セフィロス教頭「知るか。私は科学者が嫌いだ」

オダイン「あの小娘の力に興味はないのでおじゃるか!?」

ブラスカ校長「いえ、全く」
セフィロス教頭「くだらん」

オダイン「ぐぬぬ〜〜〜!!」

セフィロス教頭「とにかく帰れ。不快だ」

オダイン「諦めないでおじゃるよ!」

セフィロス教頭「ほざいてろ」





オダイン帰宅後・・・





セフィロス教頭「これだから、ああいう科学者は嫌いだ」
ブラスカ校長「それにしても、よくあんな取引を承諾してくれると思いましたね、彼」
セフィロス教頭「バカだから仕方ないだろ」
ブラスカ校長「ハハハ。―――でも、エルオーネ先生を渡したくない理由はあの四つだけなんですか?」
セフィロス教頭「他に何がある?」
ブラスカ校長「いえ、気にせず」
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