幾千通りの扉

□出会い編
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ここはエッジ村。
のどかなこの村は、モンスターによる被害に困っていました。
しかし、この村には何人かの戦士がいました。
そして、今ここに、新たな戦士がやって来ました。

彼の名は―――ヴィンセント=ヴァレンタイン

獲物は拳銃。
時々、護身用の体術を使います。
この村で強いクラウドとかと並ぶ位強いです。
色々、反則技を使うかもしれませんが、そんなのは知らんぷりしてて下さい。







さてさて、自分の家から出て来たヴィンセント。
早速モンスターの討伐に行こうとしますが、ハ○ーワークのようなことを行っている少女がどうしても「話しかけろ」と言わんばかりに睨んで来るので、話しかけることにしました。

「・・・君は?」
「戦士の相棒を見つけてあげる『行商相棒』の仲介人・シェルクです。ちなみに、あそこでアイテム屋を営んでいるのは私の姉です」

少女―――シェルクは少し後ろの所にあるアイテム屋を差します。
ヴィンセントは指差す方向を見て、再びシェルクを見ました。
その瞳は「後で絶対に寄れ」と主張していました。
彼女は姉が大好きです。
そして、会話は続きます。

「相棒は如何ですか?」
「・・・私は相棒などいらん」

それは、いつか何かで失うのが怖いからです。
しかし、行商相棒・シェルクは商売上手でした。

「そんなこと言わないで雇ってみたらどうですか?これから紹介する相棒は、ピチピチの19歳で盗むこととかもしますし、援護もしてくれます」
「・・・おい、まさか・・・」
「どうでしょうか?」

シェルクは大きな荷物の後ろにいる人物に声を掛けました。
その人物は、ヒョッコリ顔を出して来ました。

「中々いい紹介してくれるじゃん!流石シェルク」

その人物は露出の高い白猫のコスプレをしていて、黒い髪に黒い瞳をした少女でした。
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