ロビー

□ようこそルーネス
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雨の日―――ゴンガガ近く―ーー


セフィロス「任務はこれで終わりか?」
隊員「はい、お疲れ様です」
セフィロス「・・・ん?」

ルーネス「ハァ・・・ハァ・・・」

セフィロス「・・・おい、こんな所で寝るな」
ルーネス「寝て・・ない・・・」

バタッ

セフィロス「・・・」

グイッ(ルーネスを肩に担ぐ)

隊員「セフィロスさん、その子は―――」
セフィロス「知り合いだ。持ち帰る」












医務室


エルオーネ「雨の日は寒いわね」
アンジール「気温が下がるから仕方ない」
ジェネシス「それにしても任務が午前中で終わって良かった。午後から雨に見舞われるなんて最悪だ」
アンジール「お前は雨が嫌いだからな」

ガチャ

セフィロス「ただいま」
エルオーネ「お帰り―――って、セフィロス、その子は?」
セフィロス「拾った」
アンジール「そんな捨て犬を拾ったような言い方・・・」
セフィロス「息が荒くて熱を出してるみたいなんだが見てくれないか?」
エルオーネ「ええ、いいわよ」

スッ(ルーネスの額に手を当てる)

エルオーネ「物凄い熱い・・・完全に熱を出してるわ。今すぐ着替えさせて寝かせないと」
アンジール「着替えさせるって言っても服はどうするんだ?」
ジェネシス「商品部に言えばパジャマを貸してもらえるだろ。最近作ったらしいから」
エルオーネ「じゃあジェネシス借りてきて」
ジェネシス「はあ?何で俺が?」
エルオーネ「言いだしっぺの法則よ。ほら早く行って来て」
ジェネシス「言わなきゃ良かった」

バタン(ジェネシス退出のお知らせ)

エルオーネ「アンジールとセフィロスはこの子の服を脱がしてタオルで拭いてあげて」
アンジール「判った」
セフィロス「面倒だな」

エルオーネ「えっと、洗面器と水と清潔なタオルと・・・」

ガチャ

ジェネシス「調達して来た」
エルオーネ「ありがとう」
アンジール「貸してくれ。ルーネスに着させる」




そして・・・




エルオーネ「これで一安心ね」
ジェネシス「どこで拾ってきたんだ?」
セフィロス「ゴンガガ近くだ。任務が終わって帰ろうとしたら落ちてた」
アンジール「だから何であくまでも捨て犬みたい言い方するんだ。人間扱いしてやれ」
エルオーネ「でもどうしてそんな所で倒れてたのかしらね?」
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