ロビー

□偵察には偵察を
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夜中の誰もいないパラメキア社社内を静寂が支配する。
しかし、それはすぐに破られた。


ガコッ(通気口が外される)

ジタン「・・・うし、誰もいねーな」

バッ(天井から降りる)

バッ×3(他三人も降りてくる)

ジタン「侵入成功!」
ティーダ「ちょろいもんスね」
スコール「静かにしろ。見回りの警備員が通り過ぎた後とは言え、油断は出来ないぞ」
クラウド「つーか偵察されたから偵察し返してやれとか子供かよ」
ティーダ「つーよりも、これ偵察じゃなくね?」
ジタン「なんでもいいからなんか情報掴んでこいって言われてるんだし、なんだっていいんじゃねーの?」
スコール「とりあえず最初にバッツたちが働いてる職場に行くぞ」
ジタン「待て、とある事にお前らは疑問を持たないのか?」
クラウド「とある事?」
ジタン「なんで俺たち四人はこんなピッタリスーツ着てんだよ!?
    キャ○ツアイの男バージョンなんて誰も望んでねーよ!!」
ティーダ「仕方ね―じゃん、これもルーファウスからの命令なんだからさぁ」
ジタン「おかしいだろ!!なに変な事命令してんの!?あのバカ社長は!!」
スコール「叫ぶな。どうでもいいからこんどこそ行くぞ」














そんな訳で職場


クラウド「ここがバッツたちの職場か」
ジタン「こんな所にあんな濃いメンツたちが集中してんだな」
ティーダ「俺達も人の事言えね―けどな」
スコール「知り合いの机を漁るのは気が引けるな」
ジタン「それだったら覗く程度でいんじゃね?引き出し開けてすぐ閉めるみたいにさ」
ティーダ「情報はいいンスか?」
ジタン「ルーファウスもどうせ大した情報なんか手に入らなそうだから無理しなくていいって言ってただろ?
    アイツは皇帝に皇帝の会社にも俺達が偵察したっていう事実を作りたい訳なんだしさ」
ティーダ「んじゃあ大丈夫ッスね」
クラウド「最初は誰の机から見る?」
ティーダ「ちょっwwwクラウドノリノリすぎんだろww」
ジタン「やっぱここは我らがDDFFのリーダーのウォーリアからだろ!」
スコール「絶対に何もないだろ」
クラウド「だな」
ジタン「わかんねーぞ?もしかしたら意外にエロ本とか入ってるかもしんねーぞ?」

ガラッ(一番上の引き出しを開ける)

・・・・・・

ガラッ(二番目の引き出しを開ける)

・・・・・・

ガラッ(一番下の引き出しを開ける)

・・・・・・

ティーダ「気持ちいいくらい余計なもんが何もないッスね」
ジタン「・・・ああ、全部仕事の資料とかばっか」
クラウド「だから言っただろ」
スコール「せいぜい余計な物と呼べる物とあれば机の上にあるDDFFメンバーたちで撮った集合写真程度だな」
ジタン「写真系は余計な物の域じゃねーよ、風景だ」
スコール「呼べる物と言えれば、だ」
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