鼻毛スピリッツ

□鼻毛1『集う戦士たち!奢りは宜しく』
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西暦300X年。
マルハーゲ帝国は滅んだと思われていた。
しかし、あのツル・ツルリーナ4世は生きていたのだ!!
そしてその幕が今、開かれようとしている!
そんな中、彼の戦士たちが立ち上がるのだった!!










鼻毛1『集う戦士たち!奢りは宜しく』




とある喫茶店にて、ビュティはボーボボたちを待っていた。
ボーボボから招集の手紙を受け、ビュティはやってきたのだ。

「来たい奴だけ付いて来いって書いてあったけど、みんな来るよね?」

ビュティはボックス席で窓の外を見ながらぼやいた。
例え誰かが来なくてもきっとまた出会う。
不思議とそんな気がした。

「それにしてもボーボボ遅いな〜。自分から招集かけといて遅刻するなんてさ〜」

ビュティは不服そうな顔をしながら、ふと店の植木に目をやった。

「なぁっ!!?」

すると、植木にはボーボボの顔があり、ビュティは驚いた。
そして、ツッコミが炸裂する。

「ボーボボそこで何やってんの!?」
「おお、ビュティか。久しぶりだな」
「久しぶりだけれども!!」

「どうした?一体?」

すると、店の店員がビュティとボーボボのやり取りに気付いたらしく、声をかけてきた。

「ああ、ちょっと仲間が来たからな。話をしていたんだ」
「へぇー、そっか。なら今日はもう上がっていいぞ」
「あざーす」

店員は去り、ボーボボは植木のきぐるみ(?)を脱いだ。
そして、首をコキコキ鳴らしてビュティの向かい側の席に着く。

「あ〜、やっぱ植木のバイトは大変だな〜時給500円ってのはやっぱ安いかな〜?」
「安すぎるよ!」

ビュティのツッコミが出た所で、ボーボボはメニュー表を手に取った。
そして、たまたま通りかかった店員に声をかける。

「ああ、すいません」
「はい、何でしょうか?」
「このハンバーグセット一つ。セットはドリンクのコーヒーで」
「かしこまりました」
「ビュティも何か注文するか?」
「じゃあ、このトロピカルパフェで」
「かしこまりました」

店員はお辞儀をすると厨房へと向かった。
そして、二人の会話が始まる。

「今回招集をかけたのってやっぱりまた○ハーゲ帝国関係のこと?」
「そうだ。詳しい事は皆が集まってから話す」

そう言いながらボーボボはおしぼりで手を拭く。
対するビュティは水を飲む。
そこに―――
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