鼻毛スピリッツ

□鼻毛2『エンドランド突入!竜だって生き物です』
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ボーボボたち一行はエンドランドを目指していた。
勿論、タクシーで―――

「僕、ママと一緒にエンドランドに行くんだって?」

タクシー運転手の格好をしたボーボボが子供役をしている首領パッチに尋ねる。
因みに、ママとはビュティのことである。
補足すると、後部座席に座っているのはビュティと首領パッチで、助手席に座っているのはヘッポコ丸だ。

「うん!僕、ジェットコースターに乗るんだよ!!」

首領パッチは無邪気に答えた。
そして―――

「あ、エンドランドが見えてきましたよ」

至極当たり前のようにボーボボは言い放つ。
もっと緊張感を持ってほしい所だが、そんなものは通じる筈もない。

「あれがエンドランド」

ビュティは窓からエンドランドを見て呟く。
タクシーは止まり、ドアが開いてビュティと首領パッチは降りた。
ヘッポコ丸もシートベルトを外して降りようとした。
しかし―――

「ちょっとちょっと、お客さん」

ボーボボに引きとめられたのだ。

「料金払ってもらわなきゃ困るよ」
「え?料金取るの!?」
「当たり前じゃないか。君は何だと思っているのかね?」
「いや、ボーボボさんが運転してくれたから無料かと・・・」
「甘えるなぁーーーーーーっ!!!」

ボーボボに怒鳴られ、ヘッポコ丸は仕方なく料金を払う事にした。
喫茶店に続きタクシーの料金までも払ったので、今月のヘッポコ丸のお小遣いはピンチだ。









エンドランド園内

ボーボボたちはパンフレットを見ながらどこに行くか考えていた。
ビュティが尋ねる。

「どこから行く?」
「そうだな・・・」

「ちょっとアンタら、迷ってるならここに入れや」

話し合おうとしている時に、どこぞのオヤジが声をかけてきた。
一同はオヤジの方を振り返る。

「ほらほら、ここ。面白いよ」
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