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□校長先生の趣味
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学園のどっから辺にある薔薇園
『シーモアとキノックは立ち入り禁止 校長』(←看板に書いてある)
セフィロス教頭「ブラスカいるか?」
ブラスカ校長「ええ、ここにいますよ」
セフィロス教頭「全く・・・追加設定なんぞしおって」
ブラスカ校長「増設ですよ、増設」
セフィロス教頭「似たようなものだ。だが、お前にこんな趣味があったとはな」
ブラスカ校長「前々からやってみたかったんです。それに、意外にも癒されますからね」
セフィロス教頭「お前でも癒されたい時があるのか?」
ブラスカ校長「そりゃありますよ。それより、滅多に立ち寄らないセフィロス教頭が何の用ですか?」
セフィロス教頭「ああ、忘れていたな。―――各教員の給料をまとめた紙を届けに来た」
ピラッ(紙を渡す)
ブラスカ校長「ちゃんと平等にしてありますよね?」
セフィロス教頭「当たり前だ。自分のだけ高くするなど馬鹿のする事だ」
ブラスカ校長「ふむ・・・シーモアとキノックの給料が他より少ないのは・・・」
セフィロス教頭「生徒との乱闘で損傷した所の修理代を引いた」
ブラスカ校長「いいですね、ありがとうございます」
セフィロス教頭「全く、面倒な仕事を押し付けてお前は楽しくガーデニングか?」
ブラスカ校長「押し付けているのはこの給料の事についてだけじゃないですか。他はちゃんとやってますよ」
セフィロス教頭「そうでなくては困る」
ブラスカ校長「それに私・・・出番が少ないから様子などはあまり・・・」
セフィロス教頭「切実な問題だな」
ブラスカ校長「本当ですよ。どうにかならないものですかねぇ」
セフィロス教頭「判らん。所詮、私たちは脇役なのだ」
ブラスカ校長「でもセフィロス教頭はほぼレギュラーですよ?」
セフィロス教頭「主人公でない限りは脇役だ」
ブラスカ校長「では、脇役と主張するセフィロス教頭。薔薇の剪伐を手伝ってくれませんか?」
セフィロス教頭「面倒だ」
ブラスカ校長「切るだけでいいんですよ。萎れかけのとかを」
セフィロス教頭「適当に切ってやる」
ブラスカ校長「切りすぎないで下さいよ。育てるの大変だったんですから」
セフィロス教頭「保障は出来んな」