本棚

□保健室
2ページ/2ページ

エーコ「その心は?」

エルオーネ先生「面白そうだから」

エーコ「成る程・・・ちなみに、雨の日に一人で街に行く時は黒の傘をさしてるって本当?」

エルオーネ先生「ええ、本当よ」

エーコ「何で?エルオーネ先生だったらもっと似合うのがあるのに」

エルオーネ先生「ちゃんとお気に入りの傘はあるわよ。ただ、黒の傘は一人で出掛ける時に使うの」

エーコ「お気に入りのは?」

エルオーネ先生「誰かに会う時や一緒に出かける時に使うの」

エーコ「ふ〜ん。ていうか、黒の傘って買ったの?」

エルオーネ先生「ううん、雨の日に傘を忘れて雨宿りしてる時に風で飛ばされて来たの」

エーコ「で、それを拾って来ちゃったの?」

エルオーネ先生「ええ」

エーコ「いいの!?」

エルオーネ先生「いいのよ。本人も判ってくれてるし」

エーコ「“本人”?」

エルオーネ先生「あ、ううん、こっちの話。それより、もう他にはない?」

エーコ「あ、うん。ありがとうございました」

エルオーネ先生「どういたしまして」






翌日


クラウド「ほー、エルオーネ先生は担任もやりたかったのか」
ティーダ「だったら俺たちのクラスの担任になって欲しいッスよ」
クラウド「因みに、スコールたち[組は?」
ティーダ「真っ直ぐ保健室に行ったッス」
クラウド「ああ、やっぱり」





END
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ