本棚
□保健室
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エーコ「その心は?」
エルオーネ先生「面白そうだから」
エーコ「成る程・・・ちなみに、雨の日に一人で街に行く時は黒の傘をさしてるって本当?」
エルオーネ先生「ええ、本当よ」
エーコ「何で?エルオーネ先生だったらもっと似合うのがあるのに」
エルオーネ先生「ちゃんとお気に入りの傘はあるわよ。ただ、黒の傘は一人で出掛ける時に使うの」
エーコ「お気に入りのは?」
エルオーネ先生「誰かに会う時や一緒に出かける時に使うの」
エーコ「ふ〜ん。ていうか、黒の傘って買ったの?」
エルオーネ先生「ううん、雨の日に傘を忘れて雨宿りしてる時に風で飛ばされて来たの」
エーコ「で、それを拾って来ちゃったの?」
エルオーネ先生「ええ」
エーコ「いいの!?」
エルオーネ先生「いいのよ。本人も判ってくれてるし」
エーコ「“本人”?」
エルオーネ先生「あ、ううん、こっちの話。それより、もう他にはない?」
エーコ「あ、うん。ありがとうございました」
エルオーネ先生「どういたしまして」
翌日
クラウド「ほー、エルオーネ先生は担任もやりたかったのか」
ティーダ「だったら俺たちのクラスの担任になって欲しいッスよ」
クラウド「因みに、スコールたち[組は?」
ティーダ「真っ直ぐ保健室に行ったッス」
クラウド「ああ、やっぱり」
END