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ユフィ「んで、話って何?」
ヴィンセント「・・・その・・・」

ヴィンセント(言うんだ、早く・・・!)

ユフィ「早くしてくんない?そこのお土産屋見たいしさ」
ヴィンセント「・・・あ、ああ・・・」

ヴィンセント(つくづく自分のヘタレを呪いたくなる)

・・・・・・

ユフィ「用がないんなら行くからね」
ヴィンセント「・・・待ってくれ」


パシッ(ユフィの手首を掴む)


ヴィンセント「・・・今度、二人で出かけないか?」
ユフィ「え・・・?」

ヴィンセント(言ってしまった・・・だが・・・!)

ヴィンセント「・・・その、今度お前とどこかに出掛けたい」
ユフィ「・・・いいよ」
ヴィンセント「・・・え?」
ユフィ「いいよ、一緒に出かけて。でもとこに行くの?」
ヴィンセント「・・・ザナルカンドなんだがいいか?」
ユフィ「うん、いいよ!」

ヴィンセント(よし・・・!!)





寺の前


セルフィ「ヴィンセント、上手くやったかな?」
アーヴァイン「ん〜、出来てるんじゃないかな?ヴィンセントならきっと」

アーヴァイン(その前に僕だよ〜!)

セルフィ「にしても、何か貫禄?みたいなものを感じるな〜」
アーヴァイン「ね〜」

アーヴァイン(この寺の前で写真を撮ってその写真をずっと持っていればいつか結ばれるという・・・)

アーヴァイン「ねぇ、セフィ。写真撮らない?」
セルフィ「ええよ」

アーヴァイン(よっしゃ!!)

アーヴァイン「シェルク〜、写真撮ってくれる〜?」
シェルク「いいですよ。―――ドは何のド?」

二人「ドーナツ!!」

シェルク「いいえ、鈍器のドです」

二人「鈍器かよ!!」


カシャッ


アーヴァイン「ありがと〜」
シェルク「・・・すいません、もう一回いいですか?」
アーヴァイン「?いいけど?」
シェルク「では・・・明日の天気は?」

二人「晴れ!!」

シェルク「いいえ、降水確率30%です」

二人「細かっ!!」


カシャッ


アーヴァイン「撮れた〜?」
シェルク「・・・すいません、もう一度」
セルフィ「どしたん?ちょっと見せて?」
シェルク「これなんですが・・・」

・・・・・・

セルフィ「心霊・・・写真?」
アーヴァイン「つか、幽霊ピースしてない?」
セルフィ「え?え?汚れとかじゃなくて?」
シェルク「違うと思います」
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