なんか
□強くなる為に
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あれから大分時間が経ったが、もはやテンションは会議のやり過ぎテンションになっていた。
ちなみに、ナタは節電モードに入っている。
「あれよ、ロボと合体出来るようにした方がいいわよ!」
「それで合体ロボを呼ぶ時は犬笛を吹くのよ!」
「ロボ用の武器も作ろう!」
あれやこれやと女子三人が提案をしてくる。
半兵衛は細目にも全部メモに書き取っていく。
ちなみに、現在メモは四枚目に突入している。
「あーあ、会議のし過ぎテンションになってきちゃったね」
「なるとは思っていたがな」
「どーする?」
「全部書き取ってナタに渡すぞ。後の事はナタが決めればいい」
「は〜い、りょーかい」
そんな訳で半兵衛は書き取りを続行した。
その後、節電モードを解除したナタはメモを受け取り、蜀大学の月英の元を訪れた。
月英は少し戸惑いながらもナタに尋ねる。
「・・・私に頼まなくても素戔嗚さんに頼めば良いのでは?」
「だって素戔嗚は今忙しいんだもん。それに月英は発明大好きなんでしょ?」
「そうですけど・・・まぁいいでしょう」
「このメモに書いてあるもの全部実行してくれる?」
「これは・・・!時間はかかりますが宜しいですか?」
「うん、強くなる為なら別にいいよ」
そんな訳で大改造・ビフ○オアフターが始まった。
そして・・・
海岸で悟空とナタは大勢の暴走族と対峙していた。
「ひゅー!腕がなるぜー!」
「僕もだよ。改造してもらったからね」
「んじゃ、その成果を見せてくれよ」
「いいよ」
ナタは暴走族の総長の前に立って構えた。
「ああん!?やんのかゴラァッ!」
「眼からレーザービーム!!」
ナタの目から放たれたレーザービームが総長に的中する。
「おおっ!すげーじゃねーかナタ!」
「まだまだこれからだよ。―――ロケットパンチ!!」
今度は下っ端の暴走族たちにロケットパンチが当たる。
勿論これだけでは終わらない。
「口からファイア!」
「ぎゃぁあああああああああああ!!!」
「行くよ―――もみあげカッター!!」
「も、もみあげ!?」
「それから変形・タイヤ!」
「タイヤ!?」
ナタは大きなタイヤに変形して暴走族たちをどんどん跳ね飛ばしていった。
この時点で悟空は笑えなくなっていたりする。
あらかた跳ね飛ばし所でナタは元の姿に戻り、静かに集中し始めた。