伝記
□漂う海賊船 前編
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ここは、一体どこのなのかも判らない海の真ん中。
クラウド「おい」
そんな海の真ん中に一つの船がゴルアル学園の三年生を乗せて当ても無く海を流されていた。
クラウド「すー・・・はー・・・」
スコール「ツッコミの準備か」
ルーファウス「折角だ。船首でして来たらどうだ?」
クラウド「そうさせてもらう」
クラウドは船首に行き、少しばかり深呼吸をしてから叫んだ。
クラウド「何で海の真ん中にいるんだよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
優しい友人たちは彼のツッコミぶりに拍手を送る。
ここからクラウドのツッコミタイムが始まりまるのであった。
クラウド「何でだよ!?何で俺たち海の真ん中にいるんだよ!!?」
サイファー「気付いたらこうなってたんだから仕方ねーだろ」
クラウド「よく落ち着いていられるな!?」
リュック「部屋の机の上にこんなメモがあったよ〜」
リュックがメモをクラウドに見せた。
メモにはこう書かれていた。
『拗ねた理事長が三年生を海の真ん中に置き去りにしてみた』
クラウド「何に対して拗ねた?何を思って海の真ん中に置き去りにした!?何で実況の題名風なんだよ!!?」
クラウドはありったけの怒りを込めてメモを超究武神覇斬で切り裂いた。
クラウド「大体なんでこんな中途半端な文章になってんだよ?台詞の前にキャラの名前書くとか・・・」
バラライ「面白がってやっているらしいよ」
クラウド「だからってなぁ・・・ていうか、ユフィはどうした?」
ベアトリクス「スリプルをかけたから爆眠してるぞ」
クラウドは「そうか」どだけ言って船の縁に両手をついて重い溜め息を吐いた。
クラウド「何でこんなことに・・・」
ティファ「仕方ないわよ。折角だから楽しみましょう?」
ティファが優しく微笑む。
クラウド「ティファ・・・」
ティファ「こういう船に乗れることなんてないんだから楽しみましょう?」
クラウド「・・・それもそうだな」
クラウドも穏やかな笑みを零した。
全く、このチョコボはティファが入ると穏やかになる。
ラグナ「アニキ、交代してくれよ!」
アニキ「イイダロウ」
ギップル「つ、次俺な」
ジタン「その次は俺な!!」
ラグナたちは興奮している様子。
アーヴァイン「こういうのも雰囲気が出ると思わない?」
セルフィ「そやね〜」
セルフィを口説こうとするが中々上手くいかないアーヴァイン。
ヌージ「釣れないな」
雷神「こういうのは根気良く待つもんよ」
釣りをするヌージと雷神。
船室内
ヴィンセント「・・・zzz・・・」
ハンモックで寝ているヴィンセント。