伝記
□潜入せよ! 前編
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時は昔。
ある広大な土地を治める神羅という国があった。
城主・ルーファウス=神羅は民に慕われており、神羅の地は穏やかだった。
そんなある夜の事だった。
城主謁見の間にてルーファウス名の下に招集が行われた。
招集されたのは、普段は城の役人や侍女などをしているが、招集されれば忍びへとその姿を変える者たちだった。
一本の蝋燭が灯る部屋でルーファウスが言い放つ。
ルーファウス「皆、よく集まってくれた。今日は他でもない。グアドの国についてだ」
グアドの国とは、神羅の国にとって敵対勢力の土地の事である。
グアド城城主の名はシーモア=グアド。
これが中々の曲者で、神羅の国と同じくらいの勢力を持っている。
ルーファウス「時は来た。お前らに命令する。グアド城を壊滅して来い」
クラウド「お待ちください。一体、何故そのような命令を?」
神羅四天王のリーダー・クラウドがルーファウスに尋ねた。
クラウド「待て。何だ、神羅四天王って」
ルーファウス「お前の設定だ」
クラウド「残りの三人は誰だよ?」
ルーファウス「スコール・ジタン・ティーダだ」
ジタン「待てよ!リーダーはこの俺だろ!?」
ここでジタンが乱入した。
話しはややこしくなる。
ルーファウス「設定なのだから仕方ないだろう?」
ジタン「だからって納得いかねーよ!!クラウド、リーダー代われ!!」
クラウド「ええいっ!!リーダーはお前でも何でもいいから話しを逸らすな!!」
ユフィ「えー?待ってよー」
セルフィ「アタシたちの設定も気になりま〜す」
リュック「教えて〜」
エーコ「だったらアタシも〜!」
ラグナ「俺も教えて欲しいで〜す」
ワッカ「だったら俺も・・・」
ルーファウス「よし、この際だから全員教えるぞ」
クラウド「頭痛い・・・」
スコール「いつもの事だろ」
話しは脱線してそれぞれの設定について語られる事となった。