鼻毛スピリッツ

□鼻毛5『懐かしきアヒル』
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Vブロック基地を壊滅したボーボボたちは野宿をしていた。


青くて大きなテントと普通サイズでピンクのテントが並んでいる。
それを眺めながらランバダがポツリと呟く。

「でっかいテントが一つと小さい普通サイズのテントが一つ・・・」
「大きい方は男性用で小さい方が女性用なんです」
「ふーん・・・」

説明するビュティ。
すると、必然的に自分はボーボボたちと寝なければいけない事にランバダは気付いた。

「・・・」

想像しただけでも背筋が凍るのが判る。
恐らくは地獄となるだろう。
果たして自分は耐えられるかどうかランバダはある意味自信がなかったという。

「さてと・・・ボーボボ、焚火の準備出来た?」

ビュティは振り返った。

「なぁっ!!!!??」

振り返ると、ボーボボが破天荒を大砲に詰めている光景が目に入った。
破天荒は必死に抵抗している。

「何してんだよボーボボ!!?」
「止めるなビュティ。これは大事な事なんだ」
「何が!?」
「おいコラ離せボーボボ!!何のつもりだ!?」

破天荒が青筋を浮かべてボーボボを睨む。
対するボーボボは無表情のまま、悪びれもせずに言いのける。

「破天荒、お前には毛狩り隊の情報収集をしてもらう」
「はぁっ!?ふざけんな!!何で俺がそんな事しなくちゃいけねーんだよ!!?」
「して来てくれたら首領パッチの生写真あげるから」

ボーボボは破天荒に首領パッチの写真を見せた。
すると、破天荒は暴れるのをやめて笑顔になる。

「よし、乗った!!」

「破天荒さん!!?」

「よし!!!行ってこいやーーーーーーーー!!!!!」

ボーボボは構う事なく大砲を発射させた。

ドッカーーーーーーン

こうして、破天荒は空高く飛んで行ってしまった。

「破天荒さーーーーーーーーん!!!!」

ビュティが叫ぶ。
その後ろでランバダが

(折角、同等で話せる奴がいたのに・・・)

と肩を落としていた。



破天荒  戦線離脱



「別に行かせる必要無かったでしょ!?」
「アイツの出番は早過ぎた・・・」
「真実はそれ!?」

サラッと裏話しをするボーボボとビュティ。
ここは聞かなかった事にして下さい。

「おーい」

そこに、魚を釣って来たであろうヘッポコ丸・首領パッチ・天の助がやって来た。
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