鼻毛スピリッツ

□鼻毛6『激戦!Wブロックの死闘!!』
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エレベーターの中には沢山の張り紙があるがどれもトイレに関する張り紙ばかり。
『トレイは大切に使おう!』や『ゴミは流しちゃ駄目、絶対!』等といったものばかり。

(何か不快・・・)

ビュティは内心呟いた。

「よし、三階に行くぞ」
「え?最上階の四階じゃないんですか?」

ボタンは全部で四つ。
なのに三階のボタンを押すボーボボ。

「あれを見てみろ」

ボーボボは入口の上を指した。
階ごとの説明が書かれていたが、三階の所には『ボスのトイレ』と書かれていた。

「ボスのトイレ!?」

すかさずツッコむビュティ。

「一階は婦人トイレ。二階は紳士トイレ。四階、屋上は子供用トイレ」
「なんじゃそりゃ!?つか、子供用トイレ屋上!!?」

ランバダが読み上げた階説明をビュティがツッコむ。
デパートみたいな乗りがどこかムカつく。






チンと音が鳴って三階に着く。
扉がガコンと開いてボスと対面する。

「クックックッ・・・よく来たな、ボーボボよ」

男の声が暗い部屋に響く。

「だが、お前の命も今日で終わりだ!!!」

男が叫んで部屋の電気がつく。
すると、男も照らし出される。が、男は洋式トイレに座っていた。

「え!?トイレ中!!?」

「いや、これは椅子だ」

「椅子!?トイレが!!?」

やはり基地がトイレなら中身もトイレなのだろうか。
しかし、男の首から上は和式トイレだった。

「椅子と外見は洋式なのに本人は和式!?」

このツッコミはヘッポコ丸。
矛盾を指摘したと言っても過言ではない。

「へっ、面白いぜ。お前自身が和式ならこっちは洋式で行くぜ」

ボーボボはカッコいい事を言っているように思えるが実はカッコ悪い。
しかも、洋式で行くと言っておきながら腰には和式トイレが装着されていた。
ボーボボだけでなく、首領パッチと天の助も。

「それ和式!!!」

ビュティがツッコむ。
しかし、構わずにボーボボたち三人は突っ込んで行った。

「オラオラーーーー!!!行くぞーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

「俺の名はヨシキ。そして―――」

男―――ヨシキは構えた。

「トイレ真拳奥義『ペッパー締め』!!!!」

トイレットペーパーで三人を締めあげた。

「「「ぎゃぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」」」

断末魔の叫び声を上げる三人。
トイレットペーパーにこれ程の力があっただろうか。
ビュティは疑問で仕方なかった。
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