鼻毛スピリッツ

□鼻毛9『突撃!空中都市クラウン』
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「それで、その規模ってのは?」
「頂点にツルリーナ四世、その下にはツルリーナ四天王がいる。
 更にその下に海・山・空・情報・派遣・給食ブロックが並列して存在する。
 で、また更にその下はA〜Zブロックと暗殺部隊だ。下にいけば行くほど部隊は弱い」
「凄い大規模だな・・・」
「毛狩り隊はそこまで強大になっていたのか」

やや思案顔になるボーボボ。
そんなボーボボにランバダは催促する。

「そんな事よりクラウンに行くための手段を考えるぞ」
「フッ、もう考えたぜ」
「何!?だったらそれを早く言え!」
「そう焦るな。―――鼻毛真拳奥義『トランポリン』!!!」

そう言って子供用のトランポリンを出すボーボボ。

「ふざけてんじゃねーよ!!!」

手をポリゴンにしたランバダがボーボボに斬りかかる。
ボーボボはそれを華麗に避けると、首領パッチと天の助と一緒にトランポリンに乗って飛び跳ね始めた。

「見ていろ!トランポリンの無限の可能性を!!行くぜお前ら!」
「「おう!!」」

「「「ポーンポーンとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!!!!!!!」

クラウンに届くくらい高く、三バカは飛び跳ねた。

「子供用トランポリンすごーい!!!」

ビュティが驚きのツッコミを入れる。
恐るべし子供用トランポリン。
ランバダはしばらく無言になった後、同じようにトランポリンに乗って空高く飛んで行った。
あとにはビュティとヘッポコ丸が残る。

「・・・俺たちも行こうか」
「そうだね」

二人はどこか吹っ切れたような爽やかな笑顔でクラウンまで飛んで行った。














空中都市・クラウン


六人は無事にクラウンに到着した。
そして、昔のドラクエのような感じで行動を開始した。
ちなみに、先頭はボーボボである。

「何故にドラクエ風!!?」

と、ツッコむビュティ。
更にランバダが抗議する。

「おいボーボボ!こっちは急いでんだ!早くしろ!」
「何言ってんだ。新しい街に来たら民家の箪笥や壺を調べるのは常識だろう?」
「ボーボボ、あっちの家、小さなメダルがありそうだぜ」と首領パッチ。
「いい加減にしやがれ!!!」

「そこの帽子を被った人の言う通りです」

突然声がして六人は驚いて辺りを見回す。

「こちらです」

もう一度声がして今度こそ声の主を捉える。
すると、そこには翼の生えた青年と数百人の隊員がいた。
ヘッポコ丸が叫ぶ。
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